発注していた本、子どもへのまなざしが届いたので

結構分厚かったのですが、一挙に線引きながら読みました。

正美さんなので、女性かと思ったら、

児童精神科医の男性の書いた本です。

なので、統計学的に書かれており、

非常に客観的でもあり、

また、3人のお子様も育てた経験もありで、

納得性も高まります。


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全編を通して、一番心に入ったフレーズ。

”乳幼児の子供のうったえには、全部答えてあげる必要があると思います”

ということです。




赤ちゃんのこうしてほしい!ということは、

全部叶えてあげる。

それは、過保護になる心配がある人も多いようですが、

全部満たしてあげましょうと。


しつけが先か、愛情が先かってあって、

愛情があれば、しつけもうまくいくってことですね。


なんか、すごい納得しました。

赤ちゃんは、ひとりで何にも出来ないですからね。

こうしてほしいというサインに全部答えてあげる。

逆にそれは自立を促しますよね、


夜中におっぱいほしい。で泣いても、

あげないでいると

逆に、要求しても仕方ないんだ。ってなって

あきらめやすい子になるそうなんです。


なるほど!


「赤くちゃんは、泣くことが努力」という名言ありました。


忍耐強く泣く子のほうが、自立するみたいですね。

がんばって、がんばって、獲得しようとする意思。




考えてみると、私は子供のころから物欲がそれほど

ないのですが、これは、親に常に「どうしたいの?」って

いつも聞かれていて、要求を受け入れられてきたからだと、

この本を読んで思いました。ありがたいことです。


だから、逆に

「もういいって・・・。」て思えるほどで(笑)

多くを望む必要がなかったのですね。


なので、誰かに何かしてあげよう。

という心の余裕まで作りだせたと思います。



2歳くらいまで、子供がこうしてほしい。っていうのを

全部叶えてあげていれば、自律性が育つのが早いそうですね。



そう言えば、最近、ゆめかちゃんが、

何かものを触るときに、

一瞬こちらの顔をうかがう時があります。

私のカバンを触ろうとしたときに後ろ振り返って、

「いいですか?」

って言っているような感じで、こちらを見るのです。

このことに関して、謎に思っていました。



と、その時、その答えが本にありました。


いつも自分を見守っていてくれる視線が、

そこにあるはずだと信じて

期待して振り返っているのだそうです。


そして、その振り返りは、

何か新しいことができたとき、

みてみて!できた!ってのを誇らしげなときも

するのだそうです。


それはソーシャルレファレンシングというそうです。

この誇らしげで、喜んでいること顔を

見てあげないと、ルールを破る大人に育つとか。。。


いろいろと勉強になりました。

子育てって、次世代へも続く大切な仕事であると

改めて感じましたね。


ありのままを認めることが、

本人の自立心を促す。

大人も同じですね。


そのままでいいよ。ってこちらが認めるほど

自分から動くのだろうと

コーチングをしていても思っています。