映画『ハッシュパピー バスタブ島の少女』鑑賞しました。
 原題: BEASTS OF THE SOUTHERN WILD

 監督は無名の新人29歳の方というではないですか。低予算のインディペンデント作品ながらも、第85回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされたものです。主役のクワベンジャネ・ウォレスちゃんは、最年少で、主演女優賞ノミネートされたのです。

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公式サイト

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映画.comより

 「バスタブ」と呼ばれる小さなコミュニティーで暮らす少女ハッシュパピーが、重病の父親と沈みゆく「バスタブ」を救うために奮闘する姿を描き出す。この映画で描きたかったのは「自分の生まれ育った土地を自然災害で失い、そして親を失う。そのなかでも生き延びていかなければならない。生き延びていくうえで、いかに勇気が必要なのか、精神的な力が必要なのか。少女の心の変遷とそう言った厳しい状況の中で逞しく生きていく過程」だという。

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 ずっと、6歳の少女の目線から見た自然界を見ている感じです。あまりにも残酷で、土、動物、自然の映像が生々しく、荒々しく、深い悲しみが描かれていて、私は、途中から薄目でしか、見られなくなってしまいました。乗り物に弱い私なので、映像酔いしていたのもありますが、少女の視線を一緒に味わっていて、苦しくなってしまったようです。席でぐったりしてしまうほど、衝撃的だったのです。
 

 逞しく生きていくことを父親が少女に教えていくことが、辛すぎました。少年だったらまだよかったのに…。でも、理由があっての父の愛情だったのでしょうか。ママは、いないのです。でも、映画の中で、何度も「ママ〜」と叫んでいますし。

 「あたしを一人にするの?もしパパが死んだら、あたしも死ぬ」と発言するほど、それでも父親を愛していて、少女は父親についていくんです。ずっと、ずっと苦しかったのですが、その伏線があって起きた奇跡とラストシーンに涙が自然と流れました。

  
 この少女は、どんな大人になるのだろうか? と考えてみても、何が幸せなのか想像がつかないほどです。一体、最後、涙したのは何でだったのでしょうか・・・。

 なんと言っていいのやら、感想がよくまとまらないのですが、やっぱり、私にとっては、観ているのが辛かった映画でした。