予告編を観たときから期待していた『ウォールフラワー』鑑賞。
大抵、@TOHOシネマズシャンテのものがツボにはまります。

wf


1999年に出版された大ベストセラー小説の映画化ということで、
作家、自らが監督をされているそうです。

「私生活でつらい経験をして、自分自身の答えを知りたいために
書いた小説」だそうで、個人的な体験が反映されているみたいです。
それもあって、リアルでとても伝わってきたのでしょうか。

主人公のローガン・ラーマン、演技が最高!
君のおかげで物語にどっぷり入ってしまったよ。

ハリーポッターのエマ・ワトソンは、
ショートヘアーがとっても似合う、憧れの女の子役です。
いい子なのに、どうしようもない人を好きになってしまうこと…。
なんでだろう? って自問自答してました。

男友達役のエズラー・ミラー。
今後も期待したい、個性的な俳優でした。
『少年は残酷な弓を射る』怖そうで観なかったのですが主人公です。
背も高くて、髪が黒いせいもあって、
日本人として親近感もわいたし、存在感も凄くありましたね。


とてもよかったです。
どこからともなく涙が流れてしまうのです。
何のカタルシスなのか? さっぱり分からなのですが。(笑)

自分をさらけ出すことの難しいような、
ちょっと出してしまうと、たちまち崩れてしまうような、
そんな難しい10代の青春時代が描かれた映画です。

できるだけ、だれからも気にされないように生きようと思っていた
16歳の主人公が、ある日、自由奔放に生きている2人と友達になり、
「生きてる!」を味わう瞬間なんて、こちらもエキサイティングです。

友達へ自分が作ったテープを渡すシーンとか、
家が携帯ではなく、電話だったりするところが、
いつの時代何だろう? と思ってしまいましたが、

私も高校生時代に友達から、特にファンというわけでもなかったのですが、
山口百恵のカセットを渡されたことがあるから、(笑)
きっと主人公たちが生きている時代は、
私も高校生だったのかもしれません。


それにしても、こうして国が違うだけで、17歳の過ごし方に差が出るものです。
日本って、こんなにして友達の家に大勢集まって、パーティ!!!イエェ!!!とか、
18歳で車を乗り回してドライブ!!!ヒャッホー!!!なんて習慣が、
そんなにもない気がして、なんだか、うらやましくもありました。


そうだ、今からでも青春状態になればいいんだ。
人生の折り返し地点に近くなって、新たなる決意もしたくなる!
そんな感じで、観終わってから、新しい自分に出会ってみたい!と
思わせられる映画でした。

ああ、いい涙でした♪


公式HP