「ひとみちゃん。一緒に作るの手伝ってほしいものがあるの」
 そう、ゆめちゃんに言われて、道具が置いてあるおばあちゃんの部屋へ行くと、おばあちゃんが、「ボンドは臭いから、ダメって何度も言ったでしょ・・・」とゆめちゃんに注意を促していました。しかし、ゆめちゃんは、諦めきれず、私に手伝ってもらおうとしていたようです。

 ひなまつりの小さなチャームづくりのパーツのようです。お守りのような。確かに、小さなパーツだし、子供の手ではまだ無理そうです。

 おばあちゃんの作っちゃダメの理由がどんどん発せられ、ゆめちゃんは、涙目で黙って聞いていました。でも、私はそのやり取りを見ていて、「ボンド」がダメなだけで、ゆめちゃんも若干しつこいですが、それはいいところでもあります。きっと頭の中に浮かんだイメージを形にしたくてしょうがないのでしょう。

 「じゃあ、別の形で同じような物を作ろう」
 私がそう言って、ゆめちゃんのイメージを形にするのを手伝うことにしました。「これ、細かいから、ひとみちゃん切ってくれる?」おいおい、自分が作りたい割に、指図? と思いましたが、パーツが小さいので、拡大コピーして型紙を大きくしてあげることにしました。

 紙を切るのをサポートして、色塗りと紐はゆめちゃんです。家族全員分、チャームを作ってあげたかったらしく、夢中で色塗りをしていました。家族の人数全部で9人ですが。なぜか、妹と父のモノは、私が色塗りをさせられました。

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 ちょっと微妙な、坊主っぽい型紙があったのですが、ゆめちゃん、こんなものを考えた!

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 これは???私の妹が、「これ、くまでじゃない? ご利益ありそうだから飾っとけば?(笑)」
 確かに!どこで、そんな記憶がつながったのか? ちょっと、しつこいところがあるけれど、イメージを形にする力、大事だね。