3/30にOPENしたばかりのTOKYU PLAZA銀座のレポートをブログに書こうと思い、TOKYU PLAZAのWEBSITEをチェックしていたら、「ピアノお披露目コンサート抽選でご招待」をたまたま見つけたので、何の気なしに応募したら、当たりました。ペアでご招待なので母を誘って夜19時からのコンサートへ!

 最近、2週間に1回のペースでピアノの生演奏を聴いていて、また6/5もソノリウムでピアノリサイタルなので、去年の私からしたら信じられない事態になっています。(笑)だんだん耳も肥えてきているかもしれません!

 本日のピアニストは、日本を代表する、皇后陛下さまもお聴きになられたことのある小山実稚恵さん。世界のオーケストラとの協演も数多くこなされ、デビュー30周年の巨匠でした!

 シューベルト2曲とショパン「英雄ボロネーズ」、「ノクターン第20番」全7曲。
 中でも、ピアノ協奏曲 第2番より 第2楽章「ラルゲット」の情緒あふれる演奏に涙が浮かんできました。初恋の人への思いを音で綴ったラブレターとのことで、そりゃ泣けますね…。

 検索していたら、実際に小山さんの21年前のものですが、今日聴いた「ワルツ7番 嬰ハ短調 作品64-2」がありました。ということは、同じ曲を20年間練習をされてきての味わいが、今日はあったんじゃないかと思います。凄く繊細な演奏。曲、身体、ピアノが一体になっているかのようでした。
 


 音を聴いているだけでは、ピアニストがどう弾いているか想像が難しい。しかし、実際にパフォーマンスを見ることで、もっと心まで響いてくる。特にピアニッシモな音です。ピアノに指を触れたくらいの圧で音を出している。その熟練された神業に感服しました。

 また、ここKIRIKO LOUNGEのスタインウェイのピアノは、小山さんがお選びになったそうです。「最初の一音を弾いてみたときに、たいへん歌心のある美しい音色を持ったピアノだと感じました」とコメントされていました。

 KIRIKO LOUNGEの響きは、音の区別が良く聞こえる素晴らしい環境でした。近い場所で見られる臨場感とガラス張りで空中でピアノを聴いている非日常な雰囲気。銀座数寄屋橋交差点という、東京のエネルギー溢れる場所。当選といえども、タダで見させていただいて、感想くらいしかお礼ができませんが! 本当に素晴らしい演奏をありがとうございました。