富永峻さんの演奏はクラシックの概念を覆します。ただライブで聴いているだけで、体の中のエネルギーがいい感じにパワーアップしていきます。ピアニストの動きを見ているだけで、脳の可能性を感じます。3時間近い演奏の楽譜が全部富永さんの頭の中に入っているし、あの手の動き、表情、体の使い方、すべてが不思議すぎるのです。ちなみに富永さん、5ヶ国語堪能!(驚)

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 今回は、永福町のソノリウムでの演奏会でした。真っ白い壁、1つの天窓。木の床に木の椅子。教会のような箱のなかに、Steinwayの黒いピアノがステージではなく、観覧席と同じフロアーに配置されています。

 個人的には、通常は皆さんが座りたがらない、ピアニストの手元が見えない、ピアニストの表情が見える、ピアノの蓋が大きく開いている側の席が好きです。だから今回も右側の席へ。クライアントさん3名もお誘いしました。ちょうど、前の右の最前列が人数分空いていました。
 今回のテーマは「ロシアの調べ」ボロディン、ムソルグスキー、ラフマニノフ、スクリャービン、バラキレフというラインアップ。

 富永さんの演奏会は、演奏している人やクラシックに造詣の深い方が多いと思います。選曲のラインナップが、私みたいな素人は知らないものばかり。でもYouTubeで検索すると、世界のピアニストが演奏されていらっしゃるようですから、クラシック界では定番なのかもしれません 

 今回特に凄かったのは、ラストに演奏した「Balakirev - Islamey: Oriental Fantasy」です。難易度最高峰と言うことで、こういうクラシックもあったの?!とびっくりするくらい、即興で弾いているかのような、リズムの掴みにくさです。こんな楽譜が存在できること自体、不思議。どんなになっているのでしょうか? YouTubeの中に同じ曲がありました。8分くらいの曲なのですが、7分台で弾いているピアニストのものがあったので、きっとこれが最速です。


★Balakirev - Islamey: Oriental Fantasy



 この曲のとき、白い壁に富永さんの手元の映像がプロジェクターで映し出されました。速すぎて本当に驚きます。匠の域。感想を言葉にすることができません。
 
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この日は、富永さんのCD発売記念でもありました! スパークリングワインで乾杯! 自分との戦いの後の富永さんは、それでもさわやかな笑顔でした。(笑)

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「サインお願いします!」

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「(ひとみさんへと書いて)日本語練習しなくちゃなぁ」
「(アルファベットのサイン)サインかっこいいですね〜」

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みなさんもCD買ってください! 



 ということで、毎回ピアニストの脳には驚かされてますので、ピアニストの脳を解明するこの本を買いました。読み始めたところですが、「その超絶技巧と驚異の記憶力を支える脳の神秘のメカニズムとは?」ということで、早くも興味深いです。きっと人の可能性を開く=脳の容量を増やすヒントにもなる気がしています。



 このあと、クライアントさんの家へ行ったのです。みんなピアノを聴いていたのもあり、なんか頭が冴えまくり、芸術の話をしたり、勝手に人のインテリアの配置を変えたりして、(笑)充実した日となりました。

 今年3回目。富永さんのリサイタルに定期的に行くことで、その都度脳内変化が起こっている気がします。スピリチュアルな世界では「波動」という言葉もありますが、超絶技巧のピアノを体感したあとは、エネルギーの流れが整うのだと思います。違う感じのものは排除され、整うものが整う感じです。今朝、歯が抜ける夢を久しぶりに観てしまいましたが、これも何かがそぎ落とされたサインでしょうか。本を読んだらまた何かわかるかもしれませんね。たった2か国語だけで、たじろいでいる場合ではないのかもしれません。スケールの小ささに気づけば悩みも小さくなって、可能性がドーンと広がりそうな気がします。ピアニストは、本当に同じ人間とは思えない!(笑) いつも可能性を感じます。一緒に行ったクライアントさんたちも大感激のようでした! また次回も楽しみにしています!