ナタリー・ポートマン主演の『Jackie』鑑賞しました。
あらすじは、ケネディ大統領暗殺後の国葬までの様子を、暗殺後4日後にやってきたジャーナリストに語る今と、暗殺〜国葬までの回想シーンが交錯しながら、物語が進んでいきます。
大統領夫人であったジャッキーは、夫のために、国民の記憶に残るように、伝説になるようにと、この日を企画するのです。だから、「ファーストレディー最後の使命」と副題が。ほとんど、ナタリー・ポートマンのアップばかりの映像で、静かに進んでいくので、睡魔に落ちやすい映画。注意が必要です。起きていれば、ナタリーの素晴らしい演技、心を揺らす音楽、ホワイトハウスの内部など、見どころ満載です。
私はチェックしていなかった映画ですが、英会話のインストラクターに、ナタリー・ポートマンの演技が素晴らしかったとオススメされました。また「司祭とジャッキーのシーン」のことを教えてくれました。ジャッキーの心が平和になるには、「受け入れるのだ」ということを司祭が教えるシーンです。
ちなみに、映画.comのレビュー40件ほどをすべて読んでみましたが、このシーンについて言及している人は一人もいませんでした。欧米人の人が観ると、捉えるところが全く違うものですね。また、日本のためだけについた副題が「最後の使命」となっていると、「どんな使命だろう?」と言うところにとらわれてしまって、物語のキーになっているこのシーンが、おろそかになるのかもしれないと思いました。先に教えてもらっていてよかったです。
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こんな感じだったと思います。
「司祭も迷うことがあるんですか」
「ありますよ。迷っていることを受け入れて、『それでいいんだ』と」
"It is just enough for us."
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そのとき、とんでもないことに気付きました。個人的なことですが。私の子供の頃の口癖について母が、「これくらいでいいや」と、よく言っていたと言うのです。その話を英会話の先生に最近したばかりで、私は子供のころ、 "That's enough."って言っていたらしいよと。
この映画で言えば、司祭が口にしていたセリフとほとんど同じ。やっぱり、私の前世は牧師だったのでしょうか?(笑)映画のなかの司祭のセリフに反応してしまい、一人興奮気味でした。
映画の後に、ケネディ大統領のこと、家族のこと、ジャッキーのことを簡単にグーグルで調べてみましたが、謎が多いようですね…。この映画自体は、とても素晴らしいものでしたが、きっとアメリカ人にとってみたら、カタルシスのあるものなのかもしれません。
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